話が通じない夫・妻と離婚の話をするにはどうしたらいい?

もともと夫/妻とは、普段の会話からも話が通じない事が多かった。
離婚の話をしたけれど、こちらの話が全く通じず、検討違いな返事が返ってきて話が進まない。もう話をするのも疲れてきた。。。
こんな状況はないですか?
相手に話が通じないと、私の言ってることがおかしいのかな??と不安になり、
どうやって話をしていいのかわからなくなります。
ではこのような状況の時はどのように離婚を進めていけばよいのでしょう?
一緒に考えていきましょう。

 もくじ

1:何を言っても言い返される

1つの事を伝えると、10倍になって言い返される。
それはモラハラかもしれません。
とにかくあなたの話を否定するところから始まり、考えがおかしいと言われ、
人格を否定されるようであればモラハラ夫・モラハラ妻の可能性もあります。
すぐに反論してくる人との会話はなかなか成立しませんので、第三者に入ってもらう事を検討しましょう。
しかし、モラハラ夫・モラハラ妻の場合は第三者の前ではいい人を演じ、
二人になった時に罵声をあびせてくる。という事もあります。
その可能性がある場合は弁護士さんに相談することをおすすめ致します。

2:離婚話をしたら「生きていく意味がない」と言われる

離婚の話をしようとしたら「離婚するくらいなら死ぬ」「生きている意味がない」などと発言してくる人も要注意です。
まずは相手の精神状態を深く観察しましょう。
離婚の話をする前からも度々、気分の浮き沈みがあるようでしたら、精神状態が良くないのかもしれません。
このような場合は、まず相手の精神状態が良くなるまで離婚の話は延期をして、
一緒にカウンセリングや心療内科を受診してみるのも一つの方法です。
もしどうしても離婚や別居に踏み切るのであれば、
相手方の両親や兄弟姉妹に相談をしてから判断をするのが良いと思います。

2:義両親、両親に相談をする

相手方が全く離婚に応じない場合は義両親や両親に相談をしてみるのも一つの方法です。
配偶者と両親との関係にもよりますが、両親と話をすることで冷静になれる人もいます。
しかし、逆に義両親や両親に話をすると「夫婦のことだから」と関わりたくないとする方もいますので、
可能な範囲でお願いをしてみると良いでしょう。
また、相手方が両親に離婚をしたくない理由や結婚してからの様子を相談していることもあります。
自分には見えない様子を確認することで、その後の対策に役立つこともありますので、
義両親や両親に何か話は聞いていないか?相談はなかったか?確認をしてみると意外な話が聞けるかもしれません。

3:離婚できないなら別居すればいいのか

話ができない相手と一緒にいるのは毎日の生活において苦痛が生じます。
日常の生活でもささいな事のすれ違いが大きくなっていくでしょう。
離婚の話がすすまないなら離婚の前に別居をする。という事を考える方もいるでしょう。
別居をして相手が離婚に応じることもありますが、別居をしても相手が全く離婚に応じる気配がないと、
離婚するまでは長期戦に突入します。
別居が長期化すると夫は婚姻費用の負担が続き、妻も子供がいる場合、
一人親家庭の手当や優遇を受けられない状況にもなりますので、双方にとってデメリットが大きくなることもあります。
別居する前に弁護士さんに相談したり、離婚調停を検討するのも一つの選択です。

4:手紙を書いてみる

話が進まないのであれば、書面でやり取りをするのも一つの方法です。
離婚したい理由や、希望する離婚条件を紙に書いてまとめる事で、相手に伝わりやすくなります。
直接話をすると、途中で話を遮られて言いたい事を最後まで言えない場合や、
話をしても無視されたり返事がないような場合は、要点を絞って端的に書面にすることで相手に伝わりやすくなります。
状況によっては、専門家に依頼をして正式に「離婚協議申入書」を作成して渡すのも方法です。
専門家に依頼をするほど離婚の意思は固いのだな。と思ってもらう事もできますし、
形式的な書面を目の当たりにすることで、しっかりと考えなければいけないという自覚をしてもらえる可能性もあります。

5:話が通じない理由は何か?

相手に話が通じないのは結婚した当初から同じだったのでしょうか?
もし、モラハラや相手の性格に問題があり、結婚生活中もずっと話が通じない状況であったとしたなら、
離婚の話が通じないのは当然の事です。
その場合は離婚調停を申し立てたり、弁護士さんに相談したりすることをおすすめ致します。
結婚した当初はきちんと話ができていたのに、離婚話になってから話ができなくなった場合は、
相手方にも言い分があったり、離婚をしたくないという気持ちがあるのかもしれません。
その場合は相手にたくさん話をしてもらうことが一番です。
離婚の条件で主張したい事があるのであれば話し合いで解決に近づきますが、
離婚したくないという気持ちがあり、離婚話を拒否しているのであれば離婚は長期戦になることもあるでしょう。
もし相手方が離婚をしたくないと思っていることがわかれば、相手方に有利な離婚条件を提示するという方法もあります。
相手の思っていることや気持ちを少しでも話してもらうことができたらそこから解決に近づくことができるかもしれません。

 

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