離婚したいけどお金がない人が知っておくべき事

離婚をしたいけれどお金がない。。。夫とは離婚したいけれど離婚後の生活が金銭面で心配。。。
専業主婦やパート主婦の方は離婚後の生活を考えると離婚をしたくてもお金がないから離婚できない。と悩んでいる方も少なくありません。
子供が大きくなるまでは我慢しようと考えて夫のモラハラや不倫に耐えている方もいるでしょう。
では離婚をしたいけれどお金がないと悩んでいる方に知ってほしいことをまとめましたので一緒に確認していきましょう。

 もくじ

1:離婚後の生活費を考える

一般的に1ヵ月の生活費は家賃の3倍は必要と言われています。
家賃が5万円なら1ヵ月の収入は15万円は必要ということです。
離婚後の生活費を考えるうえで大きなウエイトを占めるのは何と言っても住居費です。
住居費を安く抑えることができれば少ない収入でも生活をしていくことはできるでしょう。
専業主婦やパート主婦の方は、フルタイムで仕事ができるようになるまでは可能であれば実家にお世話になることや、
市営住宅や公営住宅等の家賃が安い住居に引っ越すことを考えてみると良いでしょう。
何十年もの住宅ローンが残っている持家は売却することをおすすめ致します。
売却益がでればまとまった現金を手にすることができますし、何十年ものローンが残った夫名義の家に住み続けることはリスクがあるためです。

2:まず必要なのは引越し費用

離婚をする時にまず必要なお金は引越し費用です。
持家にそのまま住み続ける場合は引越し費用はかかりませんが、今の家から引越す場合はもちろんお金がかかります。
賃貸住宅を借りる場合は前家賃、敷金、礼金、仲介手数料など少なく見積もっても家賃×3~4倍のお金が初期費用としてかかるでしょう。
また、家具や家電を購入する場合はその分のお金もかかります。
新しい家には最低限カーテンと照明器具は必要です。引越し業者を頼む場合はさらに費用がかかります。
今の家を出て賃貸住宅に引越す場合はこのようにかなりのお金がかかりますので、事前に見積をとったりインターネットで調べて予算を立てておくことをおすすめいたします。

3:市営住宅や公営住宅を検討しよう

札幌市の市営住宅は収入が低ければ家賃も少なくなりますし、ひとり親家庭は抽選が優遇されますので応募を検討してみるのも良いでしょう。
市営住宅もその住宅ごとに違いがありますので問合せをしてみたり、実際に入居した場合は家賃がどのくらいになるのかを調べてみるのも良いでしょう。

4:生活保護を検討する

子供が小さくて働くのが難しい場合など、働くことが難しい状況の場合は生活保護を検討するのも一つの方法でしょう。
生活保護は受給条件がありますので、事前に役所に問合せをしてみたり地域のひとり親相談窓口に相談をしてみるのも良いでしょう。

5:夫の不倫が離婚原因の場合

夫の不倫が離婚原因の場合は、夫はもちろん不倫相手にも慰謝料を請求することができます。
離婚の際に配偶者に不倫の事実があるかないか?でお金の話は大きく違ってきます。
夫の不倫が原因で離婚をする場合は不貞行為の証拠をしっかりと押さえて慰謝料を請求する準備をしましょう。
不倫をしていることは間違いなくても、不貞行為の証拠がなければ慰謝料の請求が難しくなりますので注意が必要です。

6:離婚後にもらえるお金

ひとり親家庭になると地域によっても異なりますが、もらえるお金や減免・免除になるお金もあります。
これらは自分から申請しないと受けれないものもありますので、事前にしっかりと市役所や区役所に確認をしておくことをおすすめいたします。

7:養育費ありきの生活をしない

子供がいる場合は子供の父親から養育費をもらうことができますが、
離婚後の生活は養育費ありきで計算をしないことをおすすめします。
養育費はもらえるお金ですが、保証されているお金ではないからです。
養育費ありきの生活をしていると、数ヵ月養育費を払ってもらえなかったら生活ができない状況になってしまいます。
養育費はいつ支払いがストップするかわかりません。養育費請求の調停を申し立てても調停に数ヵ月かかります。
また、元夫の収入が減ったり、元夫が再婚して再婚相手の子供を養子縁組したり再婚相手に子供が生まれたりした場合は養育費の減額を要求してくる可能性もあります。
このように、養育費は「もらえるお金」ですが「保障されているお金ではない」ので、養育費ありきで生活費を計算しないようにすることをおすすめ致します。

8:まずは収入を確保する

離婚したいけどお金がないと悩んでいる方は、まずはフルタイムで働く準備を整える事から始めましょう。
いきなり正社員の仕事を探そうと思ってもなかなか条件に合った仕事を見つけるのは難しいでしょう。
まずは働いて仕事の実績をつけ、自分の体力や気持ちを慣らしていくためにもアルバイトやパートからはじめて、
必要であればパソコンの学校や資格をとったりしながら正社員を目指していくと希望の条件の仕事が見つかるかもしれません。

 

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