不倫相手に慰謝料請求する方法

配偶者の不倫が発覚したら。。。
その衝撃は経験した人でなければわからない衝撃です。
食事も喉をとおらなくなり、夜も眠れない日々が続きます。
体重も日に日に減っていくでしょう。
自分をこんな目に合わせた配偶者に対する怒りや憎しみはもちろんですが、
不倫相手に対する気持ちは抑え切れないものがあるでしょう。
不倫相手に慰謝料を請求したい!!
そう思った時に、どのように慰謝料を請求すればよいのか確認していきましょう。

 もくじ

1:不貞行為の証拠がありますか?

不倫相手に慰謝料を請求するために必要なものは何といっても証拠です。
LINEのやり取りを見た。SNSでのメッセージのやり取りを見た。というケースは多いと思いますが、
相手方に慰謝料を請求する際に必要なのは「不貞行為の証拠」です。
不倫の証拠についてはこちらの記事も参考にしてください。
不貞行為の証拠がなければ、不倫相手は何かと理由をつけて慰謝料の請求を逃れてきたり、
弁護士さんを依頼して慰謝料の減額を考えるかもしれません。
絶対に言い逃れができない不貞行為の証拠を手に入れることが慰謝料の請求では重要になります。
自分の持っている証拠で十分なのか?と不安に思っている方は弁護士さんに相談をしてみることをおすすめ致します。

2:不倫相手が配偶者の事を既婚者だと知っていましたか?

不倫のケースの中には、「離婚した」と不倫相手に嘘をついていたり、
「独身」と嘘をついて不倫相手を騙しているような場合もあります。
不倫相手が独身だと信じるのに十分な状況があれば慰謝料請求の責任がないという場合もあります。
不貞行為の証拠を手に入れるのと同時に既婚者だと知っていたかどうかも重要な要素です。

3:不倫相手はあなたの知っている人ですか?

不倫相手があなたの友人や知人だった。会社の同僚や趣味の集まりの仲間であった。
このように不倫相手があなたと面識がある人であったというのも珍しくはありません。
面識のある人で、連絡先や住所、勤務先が容易にわかる人であればコンタクトをとるのも難しくないですが、
全く知らない他人であれば、まずは名前・住所・電話番号・勤務先等の相手を特定する情報を調べる必要があるでしょう。
内容証明を送る、弁護士さんに依頼する、裁判をする、示談書を作成する。
その際に相手の個人情報が必要になるケースが多々あります。
もし、不貞行為の証拠を掴むために探偵さんに依頼する場合は相手の住所や勤務先も同時に調べてもらうのも一つの方法ですね。

4:不倫相手と直接話をする

不倫相手の連絡先がわかった場合には、不倫相手と直接会って話をするという方法もあります。
直接会って話をする際には、感情的にならずに冷静に慰謝料等の条件について話をする必要があります。
不倫相手に対して、憎しみと怒りの感情があるのは当たり前の事です。
その相手を目の前にして感情的にならずに話をするのはなかなか難しいところがあります。
不倫相手が逆ギレしたり、シラを切ろうとしたり、自分の非をたなにあげて配偶者のせいにすることもあります。
直接二人で話をする前に不倫相手がどのような態度をとるのか、
その場合はどのように対応するのかというシュミレーションを多く重ね、逃げ場のないような状況を作ってから話し合いをすることが大切です。

5:内容証明を送る

不倫の慰謝料を請求する内容証明を自宅や職場に送るという手段を考える方も多いでしょう。
内容証明とは、それ自体に効力のあるものではありませんが、
受け取った相手方は心理的に追い込まれ、慰謝料の請求に応じることもあるでしょう。
また、内容証明を送るということは、確実な証拠を持っているんだというプレッシャーを与え、
慰謝料の請求からは逃れられないと思う場合もあります。
しかし、注意していただきたいのは、不貞行為の確実な証拠がない状況で内容証明を職場や自宅に郵送することで、
名誉棄損やプライバシーの侵害を逆に訴えてくる可能性もあります。
また、内容証明を送ることで不倫相手が内容証明を持って弁護士に相談にいくことも考えられます。
相手方に弁護士がついた場合、こちらも弁護士を依頼しなければ不利になることもありますので、
内容証明を送る場合は弁護士さんを探しておくこともおすすめいたします。

6:弁護士さんに依頼をする

不倫相手がどのような人なのか全くわからないから怖い、自分を苦しめている相手と直接話したり会ったりしたくない、相手方に連絡をしているが無視されている。そんな場合は場合は弁護士さんに依頼するのが良いでしょう。
弁護士さんから通知がくることで、逃げられないと観念して慰謝料請求に応じる場合もあります。
人生の中で弁護士さんから何等かの通知が来ることはそうそうある事ではありませんので、
驚いて応じるということももちろんあります。
弁護士さんに依頼をする際には不貞行為の証拠をとってから相談すると良いでしょう。
また、不貞行為の決定的な証拠はなくとも、小さな証拠を何個も積み重ねることで証拠として戦うことができる場合もあります。
持っている証拠でどのくらい戦うことができるのかは弁護士さんに相談してみると良いでしょう。

7:相手を訴える

訴訟を起こして相手方を訴えるという方法です。
裁判になると、自分一人での対応には限界がありますので、弁護士さんを依頼することになるでしょう。
また、相手方としても自分一人ではどうにも対応ができないので、弁護士さんに相談に行くことになると考えられます。
裁判になると、弁護士さんと弁護士さんの勝負になりますし、
どちらがより多くの客観的な証拠を持っているか?という事も重要になってきます。
弁護士費用もかかりますし、相手方にも弁護士がつく可能性が高いので、
希望の慰謝料から大幅に減額となる可能性もないとはいえません。
しかし、何年にもわたる不倫や不倫の状況があまりにも悪質だった場合は、
絶対に相手を許せない、慰謝料の金額ではなく、裁判で白黒はっきりつけたいと思う方もいるでしょう。
また、不倫があまりにも悪質であったり、不倫相手が誠意のかけらも見せず逃げ回るというケースもあります。
自分のした事と向き合わず平然と社会生活を送っているのは見るに堪えない場合もあるでしょう。
裁判は時間もお金もかかりますのでそういった部分も考慮して検討されるのが良いと思います。

 

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