離婚の悩みは誰に相談したらいい?ケースごとに詳しく解説

離婚を考えはじめても、一人で調べることには限界がありますし、
インターネットの情報は膨大で、どのサイトで調べたらよいのか?信頼のある記事なのか?というところも心配になりますよね。
誰かに相談しようと思っても、いったい誰に相談したらよいのか?と悩む方もいますし、何から相談してよいのか考えがまとまっていない方もいるでしょう。
この記事では悩みのケース別に離婚の相談を誰にしたらよいのかについて詳しく解説していきたいと思います。

 もくじ

1:両親、親戚、兄弟姉妹に相談する

まずは状況をよく理解してくれている身内に相談しようと考える方もいるでしょう。
日頃から何でも話せる身内がいる場合は状況もある程度わかっていると思いますので話も早いと思います。
身内に話すことによるメリットとデメリットは下記のようなものがあります。

メリット


・気軽に相談できる
・状況を理解してくれている
・相談料がかからない
・自分の気持ちに共感してくれる
・自分の応援をしてくれる

デメリット


・法律的な悩みの相談はできない
・身内の考えを押し付けられる
・話を聞いた身内が直接夫や妻に連絡をしてしまう
・身内も感情的になってしまうと客観的な意見を聞けない

このように、身内に相談できる一番のメリットはあなたの気持ちを汲んで一生懸命に話を聞いて何とか力になろうとしてくれるところです。
その反面、デメリットはあなたのためを思って考え方を押し付けてきたり、夫や妻に直接身内が連絡をしてしまったりすることもあるということです。
相談をする際はしてほしい事としてほしくない事はあなたの意思としてしっかりと相談している身内に伝えることが大切です。

2:友人に相談する

友人も身内と同様に話しやすいということと、あなたの状況を理解してくれているという事が相談をするメリットでしょう。
しかし、友人によっては他の人に話を漏らしてしまうリスクがありますし、あまり親身になって考えてくれず、
「嫌なら離婚したらいいよ」と無責任な事を言われて逆に傷ついてしまう方もいます。
友人に相談する際はあなたが信頼できる人物か、離婚経験があったり同じような経験をしている人に相談するのが良いでしょう。

3:カウンセラーに相談する

カウンセラーに相談する場合は自分の気持ちがうまく整理できていない時や離婚したいけれど、
何だかモヤモヤしてその原因がわからないなど、自分の気持ちと向きあって気持ちを整理したいという方に向いています。
一言に離婚といっても考えなければならない事がたくさんあり、いろいろな事を考えているうちに自分でも一体何が大事なのかよくわからなくなったりすることもあります。
また、相手の気持ちがよくわからない時もカウンセラーに相談するのが良いでしょう。
相手の言葉や行動からどんな事を考えているのか?結婚生活についてどのように感じているのか?あなたの事をどう思っているのか?
相手の気持ちがわからなくて悩んでいる場合もカウンセラーに相談することであなたの気持ちが整理できるヒントが見つかるかもしれません。

カウンセラーに相談したほうが良い場合


・自分の気持ちがよくわからない
・相手が何を考えているのかよくわからない
・離婚したほうが良いのかしないほうが良いのかわからない
・離婚の条件で自分にとって大事なものがわからない
・とにかく心がモヤモヤしている
・離婚までは考えていないけれど今の夫婦関係に不満がある

4:ファイナンシャルプランナーに相談する

離婚の悩みをファイナンシャルプランナーに相談すると聞くと違和感があるかもしれません。
ファイナンシャルプランナーはお金のプロですので、お金の面で離婚後の生活に不安がある方はファイナンシャルプランナーに相談すると良いでしょう。
特に家のローンや保険、老後の資金や子供の教育資金について心配がある方はファイナンシャルプランナーの方に相談することで、
将来のお金の悩みや不安が消えて離婚してもやっていけると自信がついたという方もいらっしゃいます。
老後まで、お子さんが独立するまでの長い目線でお金について漠然とした不安がある方は相談を検討してみると良いでしょう。

ファイナンシャルプランナーに相談したほうが良い場合


・離婚後の子供にかかるお金ついて心配
・離婚すると老後の年金や老後の資金について心配
・離婚して自分の収入で今後生活ができるのか心配
・現在の生活で無駄なお金はないか確認したい

5:行政に相談する

配偶者からDVやモラハラを受けている場合は下記のDV相談ナビダイヤルに相談をしてみましょう。

〇DV相談ナビダイヤル
0570-0-55210
※最寄りのDV相談支援センターにつながります。

配偶者がDVで離婚をしたいが専業主婦のためお金がない、離婚した後に住む家がない等の場合は行政に相談をしてみると良いでしょう。
DVで危険がある方は、地域によっては一時避難をするシェルターがあるところもあります。
専業主婦で金銭的に困っている方は生活保護が受けれるかの相談をしてみたり市営住宅や公営住宅等に入居できるかどうかも相談してみると良いでしょう。
札幌市の相談窓口は札幌市のサイトに記載されていますのでこちらからご確認ください。

6:弁護士に相談する

下記のような場合は弁護士さんに相談するとよいでしょう。

・財産分与や慰謝料を少しでも多くもらいたい
・夫婦間で揉めていて話し合いが難しい
・配偶者と連絡がとれない
・相手の顔をみると具合が悪くなり話ができない
・不貞行為、DV、モラハラがあるのに相手が認めない。慰謝料を支払わない。
・不倫相手にも慰謝料を請求したい
・調停、裁判になっても自分の離婚条件は譲りたくない
・配偶者が弁護士に依頼をした

上記のように配偶者と何かしらもめている状況や話し合いができない状況の場合は弁護士さんに相談することをおすすめいたします。

7:探偵、興信所に相談をする

配偶者が不倫をしている可能性がある場合は、探偵さんに相談してまずは不貞行為の証拠をおさえましょう。
離婚条件は相手に不貞行為があるかないかで大きく変わりますし、不貞行為があれば配偶者に慰謝料を請求することができます。
不倫相手にも慰謝料を請求することもできます。
慰謝料を請求するには不貞行為の証拠を掴むことが先決です。
不倫をしているとはわかっても、不貞行為の確実な証拠を押さえるのは難しいところもありますので確実な証拠がほしい場合は探偵さんに相談してみると良いでしょう。

8:行政書士に相談する

弁護士さんに相談するほど夫婦間で揉めていない場合や、冷静に二人で離婚条件について話し合うことができる場合は、
行政書士に相談して離婚条件の決め方等のアドバイスをもらうのも良いでしょう。
弁護士さんに比べて行政書士のほうが料金的にはリーズナブルに済ませることができますし、予約も比較的とりやすいと思います。
夫婦二人で離婚条件について話し合いができていて、あとは離婚協議書や離婚公正証書を作成するだけいという状況でしたら、行政書士に書類作成の依頼をすることも可能です。

 

離婚・夫婦問題でお悩みの方はお一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

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