離婚をしたほうがいいか、しないほうがいいのか?

離婚を考える原因は人それぞれです。

100組の夫婦がいれば、夫婦の関係も100通りです。
何が良いとか悪いとかではなく、夫婦それぞれに夫婦のカタチがあるのです。

離婚を考えた時に、離婚したほうがいいのか?離婚をしないほうがいいのか?と悩むことは珍しいことではありません。

離婚は今日明日すぐにできるものではないですし、離婚の決断は簡単ではありません。
いろいろな事をしっかり考えて決断することで後悔しない人生に近づくと思います。

 もくじ

1:離婚をしたほうがいいか?しないほうがいいか?

この問題の結論は、
「あなたにとって後悔しない選択ができるかどうか」
が重要です。

「離婚することと、婚姻関係を継続すること」
どちらが正解ということではありません。

大切な事は自分の選択した人生の道を振り返らずに自信をもって進めるかどうかです。

後悔しない選択をするために、たくさんの事を調べて、イメージして、自分の気持ちと向き合って何度も考えることで、
自分の選択した道を自信をもって進んでいけるようになるでしょう。

あなたが目指すところは、人生の選択をする自分に自信を持つことです。

2:離婚をしたいと考えた理由は何ですか?

① 性格の不一致

夫婦とは生まれも育ちも異なる男女が、一つ屋根の下で突然一緒に暮らしているという状況です。

相手の考えている事はわからない事だらけですし、お互いに重要だと思っていることや
我慢のできない事、許せない事の度合いや物事が違うのはあって当然の事なのです。

お付き合いをしている頃であれば、多少の意見の違いはどちらかが自分の意見を譲ったり、
「おかしいな?」と思った行動や発言も大目に見ることができたのであまり気にならなかった事でしょう。

しかし、夫婦として一緒に何年も暮らしていくうちに「夫婦なんだから」「結婚したんだから」と、
いつの間にか相手に気を遣うことが少なくなり、自由に行動したり発言したりするようになるものです。

また、男性脳と女性脳の違いにより、得意とする事と不得意とする事があるのです。
こういった数々の違いにより男女のすれ違いが起こることもあるのです。

② お金の価値観の違い

育ってきた環境や結婚するまでのお互いの生活の違いにより、お金に対する価値観が違うというのは珍しいことではありません。
お金の価値観の違いで厄介なところは、一度お金に対して持ってしまった感覚はなかなか変えることができないということです。

極端な例を出すと、
A:お金に対して「もったいない」という気持ちが大前提にある人
B:「使えば入ってくる」という考えの人
この2人では、根本的にお金に持っているイメージが違うので意見を合わせようとすることは難しいのです。

夫婦のお金は二人の共有財産ですから、一か月に使うお金のルールを決めたり、
貯金や生活費の負担金額を決めて夫婦別々のお財布にする等、
お互いの気持ちを尊重した落としどころを決める事でお互いのストレスが軽減されるかもしれません。

③ 子供の教育方針が違う

こちらも極端な例を出すと、
A:小学校から受験をさせたいと思う人
B:高卒で働いてほしいと思う人
この夫婦が意見を合わせることは難しいでしょう。

この場合はどちらかが相手の考えに合わせるしかありません。
塾や習い事に関する意見も同様ですし、食事中のマナーや礼儀作法に関しても「必要」と考える人と、
「自由に伸び伸びと成長してほしい」と考える夫婦では、どちらかが自分の意見を引っ込めなければ結論がでないという事も珍しくありません。

しかし、お互いに子供のことを思っているという事を忘れてはいけません。

大切な事は子供の気持ちや様子をしっかりと一緒に確認しながら、
その子のためにどの道が一番良いのか?を二人で話し合っていくことが大切だと思います。

④ 借金/ギャンブル癖

パチンコをやめられない・・・月に使っても良い金額を決めているはずなのに、
その金額を超えて生活に手をだしたり酷い時は借金をしてパチンコに使ってしまう・・・
という状況は、ギャンブル依存症の可能性も考えられます。

ギャンブル依存の相談窓口に相談してみるのも一つの方法でしょう。

借金やギャンブルは結婚、子供ができた等の人生のきっかけで、ぱったりとやめられる人もいますが、
どうにもやめる気配がない場合は一生やめられないものとして割り切って生活をする心構えが必要かもしれません。

※参考 ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ(消費者庁)

3:結婚生活の良いところは何ですか?

離婚しようかどうか迷っているということは、結婚生活も悪い事ばかりではないからです。

では、良いところはどんなところでしょうか?
日々の生活では配偶者の良いところや結婚生活の良いところは当たり前になっていて、
あまり実感はないかもしれませんが、失ってから気づいては後の祭りです。

良いところを失っても離婚したいという気持ちが強くあるのかどうか?
自分の気持ちと向き合うことで自分でも気づいていなかった気持ちに気づくこともありますよ。

4:結婚生活の問題点は配偶者が違う人だったら解消されますか?

結婚生活で感じる問題は、実は自分の心の問題であったり、考え方の癖が原因であることもあります。
配偶者という相手がいるから、うまくいかない事をすべて配偶者のせいにしてしまっているという場合もあるのです。

今、あなたが抱えている問題はもしかすると他の人と結婚していても生じていた問題かもしれません。
自分の中の問題なのか?相手の問題なのか?をしっかり切り分けて考えることで見えてくる答えもあるのではないでしょうか。

5:どちらかが死ぬまで一緒にいる覚悟がありますか?

結婚生活とは相手が変わる事を望んだり、相手に変わる事を強いるものではありません。
お互いに相手を知り、受け入れ、一緒に過ごしていくためには日々の努力が必要なのです。

おじいちゃん、おばあちゃんになっても隣に配偶者がいるイメージがつきますか?
人生80年時代ともいわれています。80歳まで今の配偶者と一緒に手を取り合って生活していくことができますか?
ぜひじっくり考えてみてくださいね。


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